日本にも「物乞いする子ども」が?!

NEWSポストセブンの年始恒例企画、直木賞作家石田衣良氏へのインタビュー。「2013年、世界は日本化した」2013年は世界中が「日本化」して苦しくなったと感じました。「日本化」＝低成長、デフレ、格差、国の債務の大膨張。ダメになるときはみんな同じ経路をたどる日本ではそれを「格差社会」と呼んでいますが、去年、フランスのリヨンでブックフェスティバルに参加して驚くような経験をしました。向こうのジャーナリストにインタビューを受けていて「格差社会」と私が言うと、現地のフランス人通訳が「訳せない」というのです。「ピラミッド型社会でいいですか？」と言われました。リヨン滞在中、あちことで子どもの物乞いをみました。先進国にそんな人たちがいることも衝撃的で、もう「格差」というのはフランスでは当たり前だったんですね。アメリカや日本のようにぶ厚い中間層がいてみんな自由で、という感じではなかったんだな。（中略）フランスのリヨンでは物乞いする子どもが多くて辛かった。でも日本もあと何年かするとそうなるだろうと思います。（出典：NEWSポストセブン）

確かになぁ・・・。管理人まちゃがフランスへ１ヶ月ほど放浪していたのは２０年も前、それからヨーロッパでは景気の良いニュースがなかった・・・。日本も他人事ではないんじゃないかと思う。昨年もニュースで「景気の回復」と流れるその裏では、格差が広がり貧困に苦しみ児童遺棄・餓死・貧乏女性増加しているように感じました。  これらの背景にあるのはほとんどが「貧困」。（関連ニュース）

• 7月１４日午前１１時１５分ごろ、神奈川県座間市新田宿の野球場付近の土中から、生後間もない男児の遺体が見つかった。土の中から乳児遺体　神奈川・座間の野球場付近　死体遺棄事件として捜査 
• ８月８日、神戸市中央区の駐車場に隣接するコインロッカーで生後間もない男児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で、住所不定、無職の容疑者（２９）を逮捕。（ コインロッカー乳児遺体　２９歳女を逮捕。）
• 12月９日、金沢市長町の児童養護施設に、生後間もない男児が置き去りにされていると、施設の女性職員が警察に通報。（オネガイシマス…赤ちゃん置き去り、現金１万。 ）
• 12月10日兵庫県加古川市内の民家のトイレで、住人の男性（４６）が生後間もない赤ん坊の体の一部を見つけ、１１０番　&"11月18日、大阪市東淀川区の団地で、女性の遺体が見つかった事件は、貧困の末に餓死した可能性が強まっている" 
• 北九州市小倉北区の独り暮らしの男性（５２）が自宅で亡くなり、死後約１カ月たったとみられる状態で１０日に見つかった。（６月上旬の日付で「おにぎり食べたい」などと空腹や窮状を訴える言葉。 （｢おにぎり食べたい｣と書き残し、餓死）
• 5月27日大阪市で母子とみられる２人の遺体が見つかったマンションの部屋から「もっとおいしい食事をさせてあげたかった」との趣旨のメモが見つかった。母子餓死？部屋に塩のみ「おいしい食事をさせてあげたかった（28歳女性と3歳の子供） 「お金がない」大阪・東淀川の餓死女性は親族に打ち明けていた。　
•  調べてみると、餓死者数は1995年には1,000人を超え。2001年には1,500人を超え，2011年では2,053人

石平 庄一 （いしだいら しょういち）
1960年3月28日（53歳）
職業　作家
活動期間1997年 -
ジャンル
小説・随筆

代表作
『池袋ウエストゲートパーク』（1997年）『4TEEN』（2004年）『下北サンデーズ』（2006年）

主な受賞歴　オール讀物推理小説新人賞（1997年）直木三十五賞（2003年）島清恋愛文学賞（2006年）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　処女作　『池袋ウエストゲートパーク』（1997年）

タグ：餓死 遺棄 貧困